空飛ぶベッド

スーパーの店長の忘備録。

為替条項って何?経済オンチができるだけわかりやすく説明。

◆米財務長官、日本の為替条項に言及。

トランプ米政権が貿易赤字の縮小にドル高是正を求める姿勢を強めている。ムニューシン米財務長官は13日、日本との物品貿易協定(TAG)交渉を巡り、通貨安誘導を封じる為替条項(3面きょうのことば)を日本に求める考えを示した。日本政府は同条項の導入は認めない考えで、日米交渉の火だねになる可能性がある。(引用:日本経済新聞)


「為替条項」とは、自国の輸出企業が有利になるように
政府が為替介入などで通貨安に誘導することを防止するルールのこと。

ん~、どゆこと?
ということで、もうちょい詳しく見ていきましょう。

為替介入とは?

貿易黒字(輸出額>輸入額)になると、輸出企業は儲かります。

ただ、輸出企業が外国に売った売上は外貨で手に入るので、
外貨を円に替えようとします。

儲かった分、円に替える金額が多くなりますよね?

つまり、円の需要が高まる。
→円高になる。


円高になると輸出企業の収益が悪化します。

例えば1ドル100円から1ドル90円(円高)になった場合、
1割引で商品を売っているのと同じです。

日本は基本的に輸出>輸入の国なので、
円高になると国の収益も悪化します。

それを防ぐために、政府が意図的に円安に誘導することがあるんですね。

それが「為替介入」。

(現状、日本は全体の貿易収支は赤字、第一次所得収支の大幅プラスで経常収支がプラス。ただしアメリカに対しては貿易収支もプラスなので、ドルに対して円高傾向→円安誘導、という流れだと思われます。経常収支がプラスなら円安に振れるのか、貿易収支のみ対して相場が反応するのかはちょっと理解できてない…)

為替介入ってどんなことをやる?

為替介入の方法はいろいろあるるみたいですが、
方法の一つとして金利の操作があげられます。

例えばアメリカの預金金利が5%で日本が1%だった場合、
多くの人がドル建てで預金をしたいと思うでしょう。

ドルの需要が高まり、円の需要が下がる。

つまり、ドル高円安の状態を意図的に作れる

この為替介入は今回のアメリカだけでなく、
貿易の相手国からは度々批判されることもあるようですね。

為替条項って?


で、ようやく為替条項。
為替条項は、
こうした意図的に円安の状況を作り出すことをやめましょうよ、
というルールのこと
です。

(現状の日本が意図的に円安誘導しているのか、
他の政策の結果として円安になっているのかは知らん。
勉強します。)


アメリカは日本にこれを認めさせて、
現状よりもドル安円高の状況に持っていくことで、
対日の貿易赤字を解消しようとしているんですね。