空飛ぶベッド

スーパーの店長の忘備録。

内海哲也という男。 6/10 巨人3×ー2西武

他の誰よりも内海が活躍すると嬉しい。

 

巨人が勝ったのも嬉しいんだけど、それ以上に内海の好投が嬉しい。

 

今日は試合のことではなく、内海のことを取り上げようと思う。

暗黒期から黄金期まで。巨人を支えた前エース。

内海が巨人に入団したのは2003年。


当時巨人のエースには、若き日の上原浩治が君臨していたが、その上原の成績に陰りが見えはじめた2006年頃に台頭してきたのが内海だった。

 

2006年に12勝を挙げると、翌2007年には14勝7敗とチームの優勝に大きく貢献。巨人の新しいエースとして名乗りを上げた。

 

内海は2006年~2013年までの8年間で7度の2桁勝利を挙げる活躍を見せ、この間にチームを5度の優勝に導いている。

 

特に2011年・2012年には2年連続で最多勝・防御率1点台を記録するなど選手としての充実期を迎え、エースの座を確かなものにしていった。

 

しかしその活躍に反して、

球のキレと投球術で抑える派手さのない投球スタイルや、沢村賞を受賞していないこと。直近のエースであった上原や斎藤雅樹との成績の比較、ピークの成績が極端な投高打低の統一球時代と被っていたことなどが重なり、他球団ファンの間ではエース不在と揶揄されることもあった。

 

また長きを共にした原監督からは、期待や信頼の大きさゆえに、時に「論ずるに値しない」「ニセ侍」など厳しい言葉をかけられることも。

 

こういった過小評価や苦言を受けながらも、そのたびに泥臭く這い上がり結果で応えてきた内海は、派手さはないかもしれないが、暗黒期も黄金期も巨人投手陣の顔を張ってきた立派なエースなのである。

近年はその実力に陰りが。

エースに君臨していた内海が、エースでいられなくなったのは2014年。前年には菅野とともに13勝を挙げていた内海だったが、翌年の2014年からは7勝、2勝、9勝、2勝。

 

ローテの谷間で久々に先発したかと思えば、序盤で足がつって降板するなど見るに堪えない姿が多くなった。

 

その間に菅野がエースとしての地位を確固たるものとし、巨人どころか日本のエースとして君臨。

 

内海はエースの座を失うだけでなく、いち野球選手としても風前の燈火だった。

2018年を復活の年にできるか。

わずか2勝で終わった2017年。

 

今年も開幕ローテに入れず2軍での調整が続いていたが、5/10の阪神戦で今季初登板。6回途中を4安打2失点で1勝目を手にした。

 

その後もオリックス戦で6回途中1失点、今日の西武戦で7回を2失点と安定したピッチングを見せている。

特にパリーグで猛威を振るう西武の「山賊打線」を相手にこの結果は嬉しい誤算。それまでの2試合の結果がまぐれではないことを証明してくれた。

 

残念ながら味方の援護がなく2勝目はならなかった。
だが野上・吉川の不調でローテ再編を迫られている巨人においては、近年になかった期待感をもってファンに迎えられている。

 

多くの巨人ファンは、内海を一軍のマウンドで見られることに喜びを感じているだろうし、打ち込まれないか不安も感じているだろう。

 

巨人一筋15年目、内海は長きにわたってファンとの時間を共有してきた。もはや身内のような親近感をもって内海を見てしまうのは、僕だけではないはずだ。

 

だからこそ、彼の活躍が僕は嬉しい。

 

完封や奪三振ショーみたいな派手さはなくていい。
願わくばシーズンの最後まで泥臭く、必死にひとつひとつアウトを積み重ねていってほしい。

 

それでは今日はこのへんで。